帰化申請 面接

帰化申請 面接

帰化の手続きでは帰化申請書類の提出後に面接があります。法務局での面接では担当官より様々なことを質問されます。質問と言っても特別に難しいことを聞かれることはなく、すべて申請者に係ることですので嘘や偽りなく、正直に答えることをお勧めします。

また、質問の返答内容と同時に申請者の日本語能力も確認します。場合によっては日本語能力テストが実施される可能性もありますので、日本語に不安を感じる方は帰化すると決めた日からあらかじめ勉強しておいたほうがよいでしょう。

面接日までの流れ

帰化申請書類を提出後、おおよそ2ヶ月~3ヶ月後に法務局から申請者に電話連絡があります。その際に面接日の調整をおこないますが、面接は法務局が開いている平日に実施されます。会社員等で平日は勤めに出ている方は時間を作ることが難しいと思いますが土日祝日を除いた日で面接日を決める必要があります。

また、面接は帰化申請者が15歳以上であれば受ける必要がありますので、子供と一緒に帰化するといった場合には子供のスケジュールも抑えておく必要があります。

面接時の服装

特に定められていませんのでスーツといったフォーマルな服装でもTシャツといったカジュアルな服装でも問題はありません。相手にだらしない印象を与えないような清潔感がある服装が好ましいと考えます。

当日の面接で聞かれること

面接は人によっても異なりますが、おおよそ1時間くらいとなります。基本的に申請者に係ることを尋ねてきますので、勘違いや思い違いなどによって申請書類に記載してある事項と矛盾がないように準備していく必要はありますが、あくまでも申請者自身についての質問ですので過度に緊張することなく面接に臨んでください。

質問される内容の一例としては、以下が挙げられます。

  • 日本に来た理由や時期
  • 帰化の理由
  • 家族のこと
  • 仕事のこと
  • 自分の国のこと
  • 収入や支出、預貯金のこと
  • 交通違反や犯罪歴のこと

もちろん、質問内容はこれ以外にもあり、申請者の状況によって変わってきます。転居歴や離婚歴、お金の使い道や借金、親や兄弟、友人についてといったことなど、聞かれることは様々ですが、いづれにしても嘘や偽り、誇張なく、ありのままに素直に答え、担当官に不信感を抱かせないのが帰化への近道となっています。

面接での日本語能力確認

面接では申請者の受け答えを聞き、申請書類との整合性を確認しますが、それと同時に日本語能力も確認しています。担当官が申請者の日本語能力に疑問を感じた場合には日本語テストが実施され、日本語の読み・書きといった申請者の日本語レベルを確認します。

一般的には日本語能力検定N3レベルの知識が必要とされていますので、普段母国語で生活しているといった方や日常会話は日本語だが読み・書きは自信がないといった方など、日本語に不安を感じる方はあらかじめ学習を重ね、万全な状態で帰化に臨みましょう。